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2019年 1月 12日 センター試験同日体験受験を知る part9

おはようございます。今日は現高1生にとって大事な情報をお伝えします!

ご存じのとおり大学入学共通テストが2020年度の入試からスタートしますね。

大学入学共通テストとは?

今や国公立大志望者だけでなく、私大志望者を含めた受験生の8割以上が受験するのが「センター試験」。このセンター試験に代わり、2020年度(2021年1月実施)より「共通テスト」が実施されます。
センター試験からの大きな変更点としては、国語と数学(「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」)で記述式の問題が出題されること、英語で4技能(「読む」「聞く」「話す」「書く」)を評価すること、マーク式の問題でも今までの「知識、技能」中心の出題だけではなく、「思考力・判断力・表現力」を評価する出題がなされることが挙げられます。

「共通テスト」は、「センター試験」とどう違うのですか?

工業社会(工業を中心に発展する社会)では、記憶力や知識、正確な計算力が重要で、そのような能力を持つ人を増やそうとしていました。そこで、大学の入学試験も「知識」や「技能」を測ることにポイントが置かれていました。これまでの「センター試験」もそうでした。

しかし、情報社会が発展し、AI(人工知能)などの技術が進歩していくこれからの世の中では、「知識」や「技能」のほかに、「知識・技能を使い、未知の状況にも対応できる力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の2つの能力が必要だといわれています。そこで、新しい「共通テスト」は、①これまでの「知識・技能」、②「思考力・判断力・表現力」、③「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」などの3つの力を測る問題になります。

「共通テスト」の内容はどうなりますか?

新しい「大学入学共通テスト」では、これまでにはなかった、解答を自分で書く記述式問題が取り入れられる予定になっています。また、過去に実施された試行調査では、マークシート式ではあっても、複数の正しい選択肢を選ぶ問題や「正しい選択肢なし」を選ぶ必要のある問題が出題されました。設問は、記憶力だけで解けるものではなく、より考える力を問うものになると予想されています。もっとも大きく変わるのは英語で、国立大学への出願には1月の一斉テストだけでなく、英検やTOEIC®などの民間のテストも受けなければなりません。民間試験は2回受験でき、1回目は英検、2回目はTOEIC®のように別々の試験を受けても構いません。ただし、併用は2020年度から2023年度(現中1生)までです。

どうやって勉強すればいいですか?

現行の「センター試験」でも新しい「大学入学共通テスト」でも、基礎力を定着させてからさまざまな出題パターンに対応できる応用力を完成させていくことに変わりはありません。しかし、正解にたどり着くために必要な知識、読む分量や思考の深さ、情報処理能力等、求められる能力は一層高まることになるでしょう。まずは基礎力の定着から始めて、様々な出題パターンに対応できる総合力へと完成させていってください。